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ステップごとに学べる!Pythonで作る画像認識AI

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ステップごとに学べる!Pythonで作る画像認識AI

AI(人工知能)の中でも画像認識は最も身近な技術の一つです。スマートフォンの顔認証、SNSの画像分類、自動運転技術、医療画像の解析など、幅広い分野で利用されています。

「Pythonを学び始めたけれど、どこから手を付ければいいのかわからない」という初心者にとって、画像認識AIは学びやすい題材です。本記事では、Pythonを使ってステップごとに画像認識AIを作る方法を詳しく解説します。


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1. なぜPythonで画像認識を学ぶのか

PythonがAI分野で人気の理由は次の通りです。

  • シンプルな文法で初心者にもわかりやすい
  • 画像認識に役立つライブラリが無料で豊富
  • Google Colabを使えば環境構築が不要
  • 世界中の教材やサンプルコードが充実

特に以下のライブラリが画像認識に役立ちます。

  • OpenCV:画像処理ライブラリ
  • TensorFlow / Keras:ディープラーニング構築
  • NumPy:数値計算用
  • Matplotlib:画像やデータの可視化

2. 学習環境の準備

Pythonで画像認識AIを作るためには、まず環境を整えましょう。

  • Python 3.8以上をインストール
  • エディタ(VSCodeやJupyter Notebook)
  • 必要ライブラリをインストール
pip install numpy matplotlib opencv-python tensorflow keras

Google Colabを使えば、これらの環境がすでに整っているため、初心者に特におすすめです。


3. ステップ1:画像を扱う基礎

まずは画像をPythonで読み込み、処理する練習をしましょう。

import cv2
img = cv2.imread('sample.jpg')
gray = cv2.cvtColor(img, cv2.COLOR_BGR2GRAY)
cv2.imshow('Gray Image', gray)
cv2.waitKey(0)
cv2.destroyAllWindows()

このコードでは、画像をグレースケールに変換して表示します。AIに学習させる前段階として、画像処理の基礎を体験できます。


4. ステップ2:手書き数字認識AIを作る

AI入門の定番であるMNISTデータセットを使って、数字を分類するAIを作ります。

ライブラリを読み込む

import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt
from tensorflow.keras.datasets import mnist
from tensorflow.keras.models import Sequential
from tensorflow.keras.layers import Dense, Flatten

データを準備

(x_train, y_train), (x_test, y_test) = mnist.load_data()
x_train, x_test = x_train / 255.0, x_test / 255.0

モデルを構築

model = Sequential([
    Flatten(input_shape=(28,28)),
    Dense(128, activation='relu'),
    Dense(10, activation='softmax')
])

model.compile(optimizer='adam',
              loss='sparse_categorical_crossentropy',
              metrics=['accuracy'])

学習と評価

model.fit(x_train, y_train, epochs=5, validation_data=(x_test, y_test))
loss, acc = model.evaluate(x_test, y_test)
print(f"正解率: {acc*100:.2f}%")

これで、90%以上の精度で数字を認識できるAIが完成します。


5. ステップ3:画像認識の仕組みを理解する

AIが画像を認識する流れは以下のように整理できます。

  • 入力層:画像を数値データとして取り込む
  • 隠れ層:線や形、パターンを抽出
  • 出力層:判定結果を出力(例:0〜9の数字)

この学習プロセスを繰り返すことで、AIは正確な予測を行えるようになります。


6. ステップ4:応用テーマに挑戦

基礎を学んだら、応用テーマに取り組んでみましょう。

  • 犬と猫を判別する動物分類AI
  • 笑顔と真顔を分類する表情認識AI
  • 交通標識を分類するAI
  • 植物や昆虫を識別するAI

自由研究や趣味のプロジェクトに発展させるのもおすすめです。


7. ステップ5:初心者が成功するためのコツ

  • まずはサンプルデータを使う
  • 学習データが多いほど精度が高まる
  • 誤判定を調べることで改善点を見つける
  • プログラムと結果をまとめて記録する

まとめ

Pythonと無料ライブラリを使えば、初心者でもステップごとに学びながら画像認識AIを作れます。最初はMNISTで基礎を学び、その後は動物や植物、交通標識などの応用に挑戦することで、AIの仕組みを楽しく理解できます。

この記事を参考に、ぜひPythonでAIプログラミングに挑戦してみましょう。

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