スポンサーリンク

無料ツールとPythonで作る!画像認識AIの簡単な始め方

スポンサーリンク
小学生でもわかるパソコンでAI開発講座
スポンサーリンク

無料ツールとPythonで作る!画像認識AIの簡単な始め方

AI(人工知能)は今や生活のあらゆる場面で使われています。その中でも画像認識AIは特に身近な分野です。例えば、スマートフォンの顔認証、自動車の自動運転、医療現場での診断補助など、幅広い分野で応用されています。

「でも、AI開発は難しいのでは?」と思う方も多いでしょう。実は、無料ツールとPythonを組み合わせれば、初心者でも簡単に画像認識AIを作ることができます。本記事では、未経験者や学生でも始められる「画像認識AIの簡単な作り方」を解説します。


スポンサーリンク

1. 無料ツールを活用するメリット

AIを作ると聞くと「専門的な環境が必要」と思いがちですが、無料ツールを使えば誰でも体験できます。メリットは次の通りです。

  • 環境構築が不要(ブラウザだけで使えるサービスあり)
  • ライブラリがあらかじめ用意されている
  • 学習や実験をすぐに開始できる
  • 教育や自由研究に最適

特に人気の無料ツールは以下です。

  • Google Colab:クラウド上でPythonを実行できるサービス。GPUも無料利用可。
  • Teachable Machine:Googleが提供するノーコードAI作成ツール。画像や音声を分類可能。
  • Machine Learning for Kids:Scratchと連携できる教育向けAIツール。

2. Pythonで画像認識AIを体験する準備

次に、Pythonで画像認識AIを作る準備をしましょう。

  • Python 3.8以上
  • VSCode または Jupyter Notebook
  • 必要なライブラリ

以下のコマンドで主要ライブラリをインストールできます。

pip install numpy matplotlib opencv-python tensorflow keras

Google Colabを使う場合は、ほとんどのライブラリが最初から入っているので手間が省けます。


3. 実践!シンプルな画像認識AIプログラム

入門として定番の「手書き数字認識AI」を作成してみましょう。これはMNISTという有名なデータセットを使います。

ステップ1:ライブラリをインポート

import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt
from tensorflow.keras.datasets import mnist
from tensorflow.keras.models import Sequential
from tensorflow.keras.layers import Dense, Flatten

ステップ2:データを準備

(x_train, y_train), (x_test, y_test) = mnist.load_data()
x_train, x_test = x_train / 255.0, x_test / 255.0

ステップ3:モデルを作成

model = Sequential([
    Flatten(input_shape=(28,28)),
    Dense(128, activation='relu'),
    Dense(10, activation='softmax')
])

model.compile(optimizer='adam',
              loss='sparse_categorical_crossentropy',
              metrics=['accuracy'])

ステップ4:学習と評価

model.fit(x_train, y_train, epochs=5, validation_data=(x_test, y_test))
loss, acc = model.evaluate(x_test, y_test)
print(f"正解率: {acc*100:.2f}%")

これだけで、90%以上の精度で手書き数字を判定できるAIが完成します。


4. 無料ツールを組み合わせた学習方法

Pythonだけでなく、無料ツールを組み合わせるとさらに学習の幅が広がります。

  • Google Colabでプログラムを実行し、学習過程を確認
  • Teachable Machineでオリジナル画像を使って分類AIを作成
  • Machine Learning for KidsでScratchと組み合わせ、子ども向け自由研究に活用

5. 応用できるテーマ例

  • 笑顔と真顔を判定する「表情認識AI」
  • 猫と犬を見分ける「動物分類AI」
  • 道路標識を識別する「交通標識AI」
  • 植物の種類を判定する「生物分類AI」

自由研究や教育活動では、身近な題材を選ぶと取り組みやすくなります。


6. 学校の自由研究としてまとめるポイント

  • テーマ:「なぜその研究をしたのか」を明確にする
  • 方法:「どんな画像を使い、どう学習させたのか」を説明
  • 結果:AIがどのくらい正確に判定できたかを数値で示す
  • 考察:間違ったケースや改善方法を考える
  • まとめ:学んだことを発表形式に整理する

まとめ

無料ツールとPythonを使えば、初心者でも簡単に画像認識AIを体験できます。環境構築のハードルを下げ、すぐに学習を始められるのが最大の魅力です。

ぜひ、この記事を参考にして、自由研究や学習の一環として「自分だけの画像認識AIづくり」に挑戦してみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました