AIが絵を描く!?Scratchでお絵かきプログラムを作ろう
近年、AI(人工知能)は文章生成や音声認識だけでなく、イラストやアート作品の制作にも活用されています。今回は、小学生からでも始められる「Scratch(スクラッチ)」を使って、AI風のお絵かきプログラムを作る方法を紹介します。
1. Scratchで作る「AIお絵かき」の魅力
- プログラムの基礎を学びながら、クリエイティブな作品が作れる
- 自分だけのオリジナル絵描きキャラクターを作成できる
- AIの仕組みやアルゴリズムを体感できる
「AIお絵かき」というと難しく感じますが、Scratchではブロックを組み合わせるだけで、ペン機能を使った描画やランダム生成によるユニークな絵作りが可能です。
2. プロジェクト準備
必要なもの
- インターネットに接続できるパソコンまたはタブレット
- Scratchのアカウント(無料)
- マウスまたはタッチパッド
Scratchにアクセス
公式サイト Scratch公式ページ にアクセスし、アカウントを作成します。
3. AI風お絵かきプログラムの作り方
ステップ1:ステージ設定
背景は白に設定し、「ペン」拡張機能を追加します。
ステップ2:描くキャラクターの準備
- スプライトとして猫やロボットを選ぶ
- 名前を「AI Artist」に変更
ステップ3:ペンで描くプログラム
イベント「緑の旗が押されたとき」 ペンの色を[好きな色]にする ペンを下ろす 100回繰り返す x座標を(ランダム -200〜200)にする y座標を(ランダム -150〜150)にする ペンの色を(ランダム 0〜200)にする 10歩動かす 終わり ペンを上げる
ステップ4:AIっぽい動きを追加
ランダム生成だけでなく、「もし〜なら」ブロックを使って条件分岐を加えます。
もし(マウスが押された)なら ペンの太さを(ランダム 1〜5)にする ペンの色を(ランダム 0〜200)にする
これにより、ユーザーが操作するたびに異なるタッチの絵が描かれます。
4. 応用アイデア
- AI Artistに「考える」セリフを表示させる
- 機械学習っぽく描き方を変化させる(変数を使って回数ごとに違う描き方に)
- 背景を動的に変化させ、アート感をアップ
5. プログラムを共有する
完成したら、Scratchの「共有」ボタンを押して世界中の人に公開できます。タイトルや説明に「AI Drawing」や「Art Program」などのキーワードを入れると、海外ユーザーにも見てもらいやすくなります。
6. まとめ
今回紹介した「AIお絵かきプログラム」は、単純なペン機能から始められますが、発展させれば本格的なAIアートの雰囲気を出すことも可能です。Scratchは遊び感覚でAIの概念を体験できる学習ツールなので、ぜひ試してみてください。
キーワードまとめ
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