はじめてのAIプログラミング!Scratchでできる5つの面白プロジェクト
AI(人工知能)と聞くと、難しそうなイメージを持つ人も多いかもしれません。しかし、最近では小学生からでも簡単にAIを体験できるツールが増えており、その代表格がScratch(スクラッチ)です。
Scratchはブロックを組み合わせてプログラムを作るビジュアルプログラミング言語で、マウス操作だけでコードを書くことができます。特に教育現場や自宅学習に適しており、AIの基礎概念を楽しく学べる環境が整っています。
この記事でわかること
- ScratchでAIを学べる理由
- 初心者向けの5つのAIプロジェクト
- 各プロジェクトの作り方と応用例
- 学習を続けるためのステップアップ方法
1. ScratchでAIを学ぶメリット
Scratchは子どもから大人まで、幅広い年齢層が利用できる無料のプログラミング環境です。特にAIを学ぶ上で次のようなメリットがあります。
- 難しいコードが不要 — ブロックを組み合わせるだけでAI的な動作を作れる
- 視覚的で直感的 — プログラムの流れが目に見えるため、論理的思考が育つ
- 応用範囲が広い — ゲーム、クイズ、チャットボットなど様々なAI風プロジェクトを作れる
- 無料で使える — インターネット環境があれば誰でも利用可能
2. はじめてのAIプロジェクトに必要な準備
まずは、Scratch公式サイトにアクセスしてアカウントを作成しましょう。
- 公式サイト:https://scratch.mit.edu/
- アカウント登録後、「作る」ボタンをクリックして開発画面へ進みます。
- AI要素を追加する場合は、「拡張機能」から「音声認識」や「翻訳」などの機能を追加できます。
3. 初心者向け!ScratchでできるAI風プロジェクト5選
① 音声で操作するキャラクター
マイクに向かって話しかけると、キャラクターが反応して動くプロジェクトです。「右へ行って」と言えば右に動く、などの音声指示を作れます。
- 使う拡張機能:音声認識
- 学べること:音声入力処理、条件分岐
② 画像認識で遊ぶクイズゲーム
Webカメラを使い、画面に映った物体を認識してクイズに答えるゲームです。
- 使う拡張機能:画像認識(拡張アドオン必要)
- 学べること:入力データの取得と判定
③ 自動翻訳チャットボット
キャラクターと会話すると、自動的に英語や他の言語に翻訳して返してくれるAIチャットボットです。
- 使う拡張機能:翻訳、音声合成
- 学べること:自然言語処理の基礎
④ AIアートジェネレーター
ランダムな色や形を生成して、AIが描いたようなアートを作るプログラムです。
- 使う機能:乱数生成、描画ブロック
- 学べること:アルゴリズム的な発想
⑤ 自動採点システム
ユーザーが入力した答えを自動で判定し、得点を表示するシステムです。
- 使う機能:変数、条件分岐
- 学べること:データ処理、スコアリングロジック
4. プロジェクト作成の流れ
- テーマを決める(例:音声操作ゲーム)
- 必要な拡張機能を追加する
- ブロックを使って動作を組み立てる
- テストしながら修正する
- 完成したら共有して公開する
5. 学習を継続するためのヒント
- 作ったプロジェクトを友達や家族に見せる
- Scratch公式フォーラムで他の人の作品を参考にする
- 毎週1つは新しいプロジェクトを作ってみる
まとめ
AIプログラミングは難しいものではありません。Scratchを使えば、初心者でも短時間でAI的な動作を作れます。今回紹介した5つのプロジェクトから、自分が興味を持てるものを選んで挑戦してみましょう。
次のステップとしては、Scratchで作ったAI風プログラムをPythonや機械学習ライブラリと連携させ、より本格的なAI開発に進むことも可能です。
AIの世界は日々進化しています。今日から一歩を踏み出して、未来の発明家を目指しましょう!
コメント