画像を見分けるAIを作ってみよう!小学生向けの実験ガイド
「この画像は猫?それとも犬?」
人間はすぐにわかるけれど、実はAI(人工知能)も、たくさんの画像を学ぶことで見分けられるようになります。
この記事では、小学生でもできる「画像を見分けるAI」の作り方を、実験のように楽しく学べるように解説します。使うのは、無料でかんたんな「Teachable Machine(ティーチャブルマシン)」というツールだけ!
プログラミングが初めての人でも安心して取り組める内容です。
AIってなに?かんたんに説明すると…
AI(エーアイ)は「人工知能(じんこうちのう)」のこと。
人間のように考えたり、見分けたりする力を持ったコンピューターのことです。
たとえば…
- ゲームの中でキャラクターがかしこく動く
- スマートフォンのカメラが「顔」を自動で見つける
- 電車の案内ロボットが話しかけてくる
これらはすべてAIが「データを学んで判断する」仕組みを使っています。
今回の実験:画像を見分けるAIを作ろう!
今回のテーマは「画像を見分けるAI」づくりです。
たとえば、下のようなことができるようになります:
- ネコとイヌを見分けるAI
- ジャンケン(グー・チョキ・パー)を見分けるAI
- 自分の顔と友だちの顔を区別するAI
使うツールは Teachable Machine(ティーチャブルマシン)。Googleがつくった、だれでも使える無料のAI学習ツールです。
準備するもの
- インターネットにつながるパソコン
- Webカメラ(ノートパソコンに内蔵されていればOK)
- 画像として学習させたい「モノ」や「ポーズ」
ステップ1:Teachable Machineにアクセスしよう
- 公式サイトにアクセスします。
- 「画像プロジェクト」をクリック
- 「標準画像モデル」を選ぶ
ステップ2:画像を学習させる
AIに画像を見分けてもらうには、「学習」させる必要があります。
- 「クラス1(例:ネコ)」をクリックして、カメラで写真を10枚以上撮る
- 「クラス2(例:イヌ)」も同じように写真を追加
- 「トレーニングを開始」ボタンを押す
AIがあなたの写真を学習して、「この写真はネコ」「これはイヌ」と見分けられるようになります。
ステップ3:テストしてみよう!
画面の右側にある「プレビュー」で、カメラを通してリアルタイムでAIが判断する様子が見られます。
例えば、「ネコのぬいぐるみ」を見せると「クラス1です!」、「イヌの写真」を見せると「クラス2です!」と表示されるようになります。
ステップ4:自分だけのAIにしてみよう
Teachable Machineのすごいところは、自分だけのAIが簡単に作れるところです。
- 家族の顔で学習すれば「家族識別AI」
- 野菜やお菓子を学習すれば「食べ物識別AI」
- 手の形を使えば「じゃんけんAI」
アイデアしだいで、いろんなAIが作れます!
もっと工夫してみよう!
AIをさらに楽しく使うためのアイデアを紹介します:
- 答えを画面に文字で出すだけでなく、音声でしゃべらせてみよう
- Scratchと連携して、AIがキャラクターを動かすようにしてみよう
- 画像の代わりに音声で学習させて「声を聞き分けるAI」も可能!
実験のまとめと振り返り
今回の実験では、以下のステップで画像認識AIを作成しました:
- 画像を撮影・学習させる
- AIに「ネコとイヌ」を見分けさせる
- リアルタイムでテストして確認<
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